
(写真=知覧の武家屋敷。風を通す植栽と、四季を味わえる庭)
★あまりに手軽すぎるのではない?省エネとエコ
しかし、しかし、上の写真は知覧の武家屋敷のひとつですが、ここに行ってみて感じたことがあります。
それは、最近のエコバブル住宅は、いかがなものかということなんです・・・・。
ゼロエネルギー住宅とか、燃料費ゼロ住宅とか、それは否定しません。
しかし、納得行かないのが、「自分が快適なままで、エネルギーでお得になる」という、都合の良い、換言すれば消費者に迎合しているというか、目くらましすると言うか、殆どがそんなシステムに見えるからです。
例えば、知覧の屋敷まで遡らずとも30年前。
日本の家は中気密・サッシもアルミサッシがあれば良い住宅でした。
夏は蚊帳、蚊取り線香を炊いても、タバコを吸っても、自然な換気が作用して風が通り抜けていました。
夏は確かに暑かったけど、扇風機と窓、日陰とか植栽があるから、以外と室内は涼しかったものです。
そして、何と言っても、「暑いのは仕方なし!」と我慢していたような気もします。
本当です、いくら熱帯夜と言っても、窓を開けて、風を通せば、なんとか30℃くらいまでは我慢できるものです。
しかし、人々の生活はどんどん商業マーケティングによって、新しい製品が生み出され、快適で、楽チンで、楽しい生活ばかりが生活経済の主役になってしまいました。
スイッチひとつで涼しくなる冷房、そして狭い土地にも大きなビルが建ち並び、都市の気温をぐんぐんと上げて、それを防ぐために、また冷房・・・・。
その冷房費用を下げるためには、どうすれば良いのか・・・その答えは、
「そんなたくさんビルを建てない」「緑を増やし、冷房に頼らない住宅にする」
というものだと思います。

緑と風。それが一番の自然エネルギーの恵み。
★極端な話、「建物本体7000万円、光熱費ゼロ」と「建物本体1500万円、光熱費10万円」、どちらを選びますか?
しかし、現在の住宅業界は違うのです。
冷房費用を下げるには、
「断熱関連の建材をたくさん使う」
「高い省エネ効率システム導入する」「家を密閉する」
その結果、「光熱費を下げる」という方向に行っているのです。
省エネ費用、つまり「月々の光熱費」を下げるために、たくさんの材料を使い、たくさんの高い省エネ機器を導入し、挙句の果てはエネルギーをすべて電気にするかとか・・・
つまり、光熱費ゼロという、人間にとってはとてもおいしい生活のために、どれだけの環境負荷が掛かり、どれだけの人工的な自己完結型の閉じきった住宅が供給されているか・・・それは検証されていません(ただし当然、住宅価格にはどっしり乗ってきてますが)。
そもそも、環境負荷を低減することとは、人間の暮らしのクオリティを少し下げてみよう、という謙虚な態度も必要なのではないでしょうか。
本当に極端な話ですが、「建物本体7000万円、光熱費ゼロ」と「建物本体1500万円、光熱費10万円」、どちらを選びますか?という、ことが本質なんだと思います。
そうです、わかってます、すべて経済なんです。
光熱費ゼロの優等生は、いつかテレビで見た、ホームレスの住宅でした。
昼は働き、夜は寝る。ホームレスの住宅には菜園もあり、水も井戸から組んでいました。
粗食をし、つつましく生きる。
この精神を10%持つだけで、その分だけ日本のco2は10%削減できるのでは、と勝手に思っています。
でもって、住宅は、「植栽を生かそう」「風を通そう」「ひさしを活用しよう」ということが基本です。
これをちょって研究して実践するだけで、何もハイスペックな省エネバブル住宅を買わなくても、光熱費の節約は頑張れるとおもったりしています・・・

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