多チャンネル考
唐突ですが、実は私は新聞というものをあまり読みません。
なぜかと言えば、そこに書かれた情報を信用していないからです。
特に、政治・経済欄。
政治欄は権力者の動きを中心に媚び諂う動向記事ばかり。
経済欄はプレスリリースの垂れ流しと経済評論家による、人間の血が通わない解説ばかり。
そんな時、「メディア裏支配」という本と出会いました。これが面白い。
今、日本の放送局をIT企業が買収しようとしているが、この本は、それとはまた違う角度から、現在の日本のテレビ・新聞社の系列化の弊害や、メディアの罪悪について書かれています。
世の中には色々な情報があり、価値観も多様です。しかし、皆が同じような消費行動を取り、同じような生活スタイルをし、同じような喋り方をするという、この貧困なる文化を作り上げたのは、テレビを中心としたメディアであったということに気付かされます。「報道の客観性」「中立」とか言うが、それは全くの幻想に過ぎない。
右から左に至るメディア媒体は、それぞれ政治権力の思惑ですべて情報が作り出されるということが分かります。
ところで、現在のテレビのチャンネルは、すべて新聞社系列で独占されています。
しかし、どうして、ケーブルテレビとかCS放送が自由化され、それこそ500チャンネルを見ることが出来るようにならないのか。コンテンツが足りないからか。いや、そんなことは無いはず。
つまり、多チャンネル化・有料放送という、放送の自由化が行われると、一番困るのは彼ら既存のテレビ局だからです。多チャンネルが可能になれば、事実をすべて、ありのままに放送によって流すことが出来るのです。
500チャンネル、有料放送となれば、色々な分野の情報が、くまなく、常時閲覧出来ることになります。
国会中継、審議会、裁判、スポーツ、地域イベント、詩人の叫び、アマチュアバンドのライブ・・・それこそゴマンと情報発信が可能になります。
NHKの受信料を支払うよりも、また民放のタレントどもが騒ぎモッタイぶったCM導入演出とかやっている安い番組を見るよりも、例えば「加入定額制・3000円/月」にすれば全てのコンテンツを見る権利を得られるという仕組みにした方が、確実に日本人の民度は上がると思うのですが、いかがでしょうか。
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